手くらいの距離感
演劇のワークショップで先生が話していた。「演者と役のいい距離感」
自分ごとだと、距離はゼロ。
同化してしまって、客観性がない、
そうすると、他の人は「そうなんだ〜」と共感するしかできない。口を挟めなくなる。一緒に役を作っていくことができなくなる。
他人ごとだと、関係がない。興味がない。
自分の手のことを話すくらいがちょうどいい。
それは、自分の一部だけれど、客観的に離れてみることができるから。
他の人も「客観的に見ているな」とわかるから。
手は自分の一部であるし、なにかを行うための道具として自由に動かすことができるし、自分自身としてタイムラグなく反応することもできる。
誰かを支援したり寄り添う時も、この距離感が大切かもと思う。
客観的な視点があって、他の人が入ってこられる、一緒に作ることができる距離感。でも、繋がっている、感覚を共有することができる距離感。
近すぎてしまったら、結局共倒れちゃう。ひとつになってしまわないで、ふたつでいることは大切なことなんだなぁ。