GR8EST(LIVE)<暫定記述>
関ジャニ∞のライブDVDが届いた。なんだかもったいなくて全部観られていないけれど、今の感想を書き連ねてみる。
- 本編について
「応答セヨ」から始まるバンドセットが最高。今回もステージ上からの定点カメラを置いてくれたスタッフさんに感謝。ドラムセット上からのアングルが好き。大倉さんがものすごく楽しそうに叩いてる姿ってぐっとくる。丸山さんとリズム隊がアイコンタクトしてるのとか。「NOROSHI」のイントロ、竿隊が向き合ってるのも好き。
- メイキング
すごい。安田くんの体のダメージは予想以上だった。本当にギリギリのところでステージに立っていてくれたんだなと思い知った。
「じゃあねー」と着替えに向かったとファンは思っていたその裏で、顔を歪ませながら横になり背骨腰骨を伸ばしていた安田くん。きっと明かしたくはなかっただろう舞台裏。でも、長尺のメイキングといえば関ジャニ。そういうところも嘘がなく、というか、オープンにしてくれたことが嬉しいなと思った。
【早期購入特典あり】関ジャニ'sエイターテインメント GR8EST(DVD初回限定盤)(オリジナル手帳「KANJANI∞SCHEDULE BOOK 2019」付)
- 出版社/メーカー: J Storm Inc(TO)(D)
- 発売日: 2019/01/23
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ブルーレイも届いた。
特典映像「Kura Tik」が最高。大倉さんっていつもファンや時代の流れを読んだ企画をしてくれるなぁと感謝しています。ありがとうございます。
「6人で迎える初夜 全員揃ってガチ寝~出来たらロケは終了~」は本当に気がふれている企画でしたね。褒めてます。安くんの体への負担は心配になっちゃいましたが、6人が6人でいるだけで、やっぱりこんなに楽しく面白い人たちなんだなぁと再確認させてもらいました。UNOしてるのとか楽しそうすぎて。言いたいことはたくさんあるけれど後でまた追記します。とにかく微笑んでしまうシーンがたくさんだし笑わせてくれるので元気なくなったらすぐ観ますって感じです。
関ジャニ'sエイターテインメント GR8EST (Blu-ray通常盤) (特典なし)
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- 発売日: 2019/01/23
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2019.1.6(日)でんぱ組.inc@日本武道館
JOYSOUND presents でんぱ組.inc コスモツアー 2019 in 日本武道館 ワレワレハデンパグミインクダ ~宇宙からの帰還~ supported by VILLAGE VANGUARD
私のでんぱ組初ワンマン。夢眠ねむさん卒業前日のライブを友人が当ててくれました。席は2階席上の方。ど真ん中。全体が見やすくてでもちょっと高くて落っこちそうな、素敵な席でした。
にもかかわらず、お恥ずかしながら、デビュー時の曲と最近のアルバムをちょこっとかじったくらいで、サイリウムもちゃんとしたのを持っておらず、誘ってくれた友人に借り、グッズも長蛇の列すぎてもちろん買えず、せめてものと思ってミントグリーンのTシャツを着ていったくらいの私でしたが、2019年ライブ初め、ガツンとやられて帰ってきた記録をここに残したいです。
率直に言って、でんぱ組.inc、めちゃくちゃかっこよかったです。
かわいいのは大前提として、全力で歌って踊り通すことのかっこよさ。特にねむきゅんは長身で手足が長いからフリが大きく映えていて、かっこよかった。ねむきゅんのダンスが好きだなと改めて思いました。全力で踊り歌う姿って、祈りだ。なにも燃え残さないよって覚悟だ。それがとってもかっこよかった。
全員揃って腰?お尻?を左右に振りながらマイクを両手でもって歌うフリ(伝わりますか…)がものすんごくかわいいしかっこいい。好き。
ユニゾンの動きとかフォーメーションダンスがバシッと決まる瞬間の威力たるや。
身長や体型的にも、こんなにそれぞれ個性があるメンバーたちなのに、全員集合してるときのグルーブ感、方向性がまっすぐで、心打たれました。
本当に目が離せなかった。大きな口をあけて歌い、手足を最大可動域で踊る。アイドルなら当たり前かもしれないけど、やっぱり今ある力を振り絞っている姿って、自分にとっては何にも代えがたくグッとくるポイントなんだなと感じました。
でんぱ組の楽曲って情報量多目でどんどん展開していくかなり変拍子でトンチキ(褒めてます)な印象だったので、まさか生バンドで聴けると思っていなくって、めちゃくちゃ高まりました。ベースがぶりぶりで琴線触れまくりでした。
特にHZEETM提供曲最高。細かいキラーフレーズの楽器隊の上をシンプルできれいなスケール調の歌メロ。ううう、なんて美しいんだろう。相反するものが背中合わせに寄り添ってる様が好きです。
たくさんたくさん手を振ってくれた気がする。
卒業するってなんなんだろう。
推しは推せるときに推せって分かっていたけど。やっぱり寂しいな。でもみんなが本当に笑顔で楽しそうで、それがなにより嬉しくて。
五官を使って誰かの生き様を受け止めること、ライブの醍醐味を十二分に感じたステージでした。
ライブ後音源を聴きあさっています。ライブ動画も。
以下、今さらながら毎日聴かないと落ち着かなくなってしまった3曲です。
ライブ一曲目「太陽系観察中生命体」
これはイントロから癖になる。HZETT Mとヒャダインの共作。
これ弾かされるKeyの方本当にお疲れ様ですと思いながらガン見してました。
ピアノの細かくてきれいなパッセージとシンプルなメロディが大好き。
なによりその下を支える和音隊の絶妙なぶつかりと、ベースやギターの力強さ。
同じくH ZETT M と浅野いにお共作 「おやすみポラリスさよならパラレルワールド」
でんぱ組.inc「おやすみポラリスさよならパラレルワールド」MV
Keyの方お疲れ様です(2回目)このヒイズミ節すごい。
絶妙にノリづらいけどそれが最高にかっこいいし、各々が思い思いに音を感じられる。
振付もかわいい。「楽観 反感 傍観~」のところ、メロディに合わせてメンバーそれぞれがお辞儀するとこが好きです。
ラストの歌詞「大きな星空は 欠けても 増えても 私も あなたも 絶対なの」なんて歌われたら泣いてしまう。
「ギラメタスでんぱスターズ」
でんぱ組.inc「ギラメタスでんぱスターズ」LIVE Movie(2017.12.30 at 大阪城ホール)
ねもちゃんが歌う「バタフライエフェクトで~」がなぜか耳に残る。
でんぱらしいギラギラ早口元気でトンチキな曲。問答無用で元気になれる麻薬。
サビ頭が割と音価長めできれい。後半はむちゃくちゃ細かい。そういう緩急ずるい…好き…ってなりました。えいたそがキラキラした目で歌ってたのが印象的だった。
ねむちゃん卒業前に、あの光景をこの目に焼き付けられた幸運をかみしめて。
映画「恋人たち」 橋口亮輔監督
数年前かなり話題になっていて、タイミングを逃してみていなかった一本。
今年の頭にアップリンク吉祥寺(だった気がする)でも再上映されていて、Googleカレンダーにも予定入れておいたのに行けなかったのでレンタル。
モノローグ含めて、セリフがすごく自然。
伏線回収大好きな私だけど、日常会話ってこういう意味のない単語とかつっかかりとかあるよなぁと感じる、その人たちが存在しているなと感じる言葉づかいでした。
”飲みこめない感情を、飲みこめないまま生きているひとたちの、その感情を描きたい”とは予告編等での監督の言葉なのだけど、感情って本当にひとつじゃなくてふたつでもなくて、ごちゃまぜなんだなと。人って実は分かりやすく表情を変えないし、言葉だって、思っていることが100%言えるわけでもないし、真逆のことを言っていることもあるし。意味がないなぁって思いながらも伝える言葉もあるし、ごまかすために饒舌になることもある。
何度か見返すとまた違う感情に出会えるのかもしれないと思った。
あまり先入観なく見た方がいいかなと思いました。
ーネタバレありー
- 主人公の一人アツシ 冒頭のセリフ
「人っていろんな決心をして生きていくと思うんですよ」「そのときそのとき、小さな決心を積み重ねて」
自宅での事情聴取中、婚姻届書いているときのことを思い出しながら話しているシーン。アツシの優しい声と話し方が、ああ、幸せだったんだなぁこの人、この人たちってじんわり伝わってくる。一瞬差し込まれる「陳述書」を打ち込むパソコンの画面とのちぐはぐ感。
- ふさぎ込むアツシに声をかける職場の同僚の台詞
「お母さんが、うちにおいでよって。うちで一緒にテレビ見ようって」
「お母さんにありがとうって言っておいて」
適度な距離感で自分なりに心配している同僚が自然、なんだけど、いそうでいないかもしれない。相手を過度に心配するでも元気出せっていうでもない感じ。すごく優しいシーン。お母さんも自分がしていて楽しいなって思うことを一緒にしようって素直に言える人。そしてこれをいろいろ分かってありがとうと受け止められるアツシって優しい人間で、全部自分の中に吸収してしまう人なんだろうなと思った。
- 損害賠償請求の訴訟を断られて絶望したアツシが仕事に行かなくなって、上司の黒田さんが家にくるシーン
「犯人を殺したい」と自分の気持ちを話すアツシに対して、「殺しちゃだめだよ。殺したら、こうやって話せなくなるでしょ。それは嫌だよ。わたしはあなたと話をしたいと思っているよ」という黒田さん。
アツシの吐露が切なくてやり場がなくて測り知れなくて。どうしていいのか本人もわからないしどうにもならないって思っている。黒田さんだってこの言葉がアツシの気持ちを楽にするなんて思ってないだろう。そう思ってもこうとしか言えなくて、どうにかあなたのこと気にかかってるよ大事だよって伝えたくて、出た言葉。それもアツシもわかってる。言葉の限界を感じる。
黒田さんの言葉はありふれたものかもしれないけれど、このタイミングでこの言葉を言ってくれる人がいることって、すごいことで。現実でどれだけあるんだろうと考えてしまった。言葉は大事だけど、それだけでもダメで、そばにいることや内容じゃなく話すことにも意味がある。DoingよりBeingって誰かが言っていたのを思い出した。
- 内容とはちょっと違うかもしれないけれど、思ったこと。
自分が苦しいと思ったとき、自分のことを大事だと思ってくれる人がいる、話ができるひとがいるっていうことが、どれだけ人を生かすか。
そういう存在っていそうでいなくて、お互いに作っていくことが大事で、きっと結婚したりしたくなるのは、家族がそれに一番似ていて分かりやすいからなんじゃないかな、と思った。…んーでもこれって当たり前のことか。そりゃそうだって感じ。
アツシはそういう大事な人を突然亡くしてしまった。犯人はつかまっても怒りの矛先はないし、仕事ができなくなって保険料支払もままならない。でも、職場の人たちも義理のお姉さんも共有してくれる人が気にかけてくれる人がいる。それをわかっていても手を取れないし浮上できないくらいの絶望をアツシは抱えているのだけれど…。
弁護士の四ノ宮はずっと好きで大事な人がいるけど叶わない相手。今の恋人に対しても所有物みたいに付き合っていて、見ていて悲しかった。きっと、四ノ宮は恋人を好きな人の代わりとしか見られなかったのかもしれない。人を傷つけてしまう人って、自分が傷ついていることもたくさんある。それでも、四ノ宮が他の誰かを大事に思えるようになったらいいなと思う。
主婦でお弁当屋さんのパートをしてる瞳子さん。夫と姑と3人暮らし。2人からはかなり雑に扱われているが、本人は淡々と日々を過ごしている。私の人生って…って悩んでもいいはずなのに、大好きな雅子様のビデオを夜な夜なみては、パート先でも友人もいるし、なんかおおらかというか、ちぐはぐな感じ。でも、人に対して変に疑わない。(疑った方がいい場面でも)だから、絶望しきらない。小説も絵も書いたり、好きなものがある人って強い。
- アツシの義理のお姉さんのシーンがすごく印象的だった。
話し方も明るくてコミカルで、いい意味でちょっと変わった人。
笑いながら、苦しそうに、泣きながら、婚約者と別れた話をする。
「妹が殺されて、振られたの。友達も妹もいなくなったの」って。
泣くのを我慢しようとしてしきれない、涙はこぼれていて、でも顔は笑おうとしていて、声色は変に明るくて、震えていて、嗚咽していて。
婚約者との関係がどれだけ安心できるものだったか、かけがえのないものだったか。
いろんな大事なものをいっぺんになくしてしまったときの苦しさは何色なんだろう。
おかしいなぁって、信じられないなぁって、でもどうしたらいいのかなぁって、
分かりたくない実感がないけどただただ悲しい苦しい。そんな感情が溢れていたシーンだった。苦しかった。
女子アナ役の内田慈さん、やっぱり好きでした。
ラストにかかるAkeboshi「Usual Life」
イントロのピアノがきれいでそのまま音源買いました。
Akeboshi - Usual Life (Special ver.)
ままならないけど、苦しいけど、また観返したい一本。
2019 映画記録
「羊の木」吉田大八
「14の夜」足立紳
1/19「SCOOP!」大根仁
1/30「リップヴァンウィンクルの花嫁」岩井俊二
2/3「恋人たち」橋口亮輔
2/9「ピンクとグレー」行定勲
2/14「愛の渦」三浦大輔
2/15 「きみはいい子」呉美保
2/16「カケラ」安藤モモ子
3/10 「箱入り息子の恋」市井昌秀
3/24「翔んで埼玉」武内英樹
3/26「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」宮藤官九郎
3/27「おと・な・り」熊澤尚人
3/30「グリーンブック」
5/6 「愛がなんだ」今泉力哉
5/11「名探偵ピカチュウ」
5/15「告白」中島哲也
5/26「渇き。」中島哲也
5/26「鴨川ホルモー」本木克英
6/2「鉄コン筋クリート」マイケルアリアス
多様性を認める
多様性を認めるということは、多様性を認めないという人のことも認めることで、
認めるってなんだろうと考えていたんだけど、当たり前だけど、その人も生きていていい、生きる権利がある、傷つけられたり殺されてはいけない、ときちんと思うことなのかもしれない。
言葉のやりとりについて
相手を思いやることと自分を大事にすることは両立するはずなんだけれど、うまいバランスというのが難しいなと思う今日この頃です。
考えすぎても言葉が出ないし、直感すぎても雑になってしまうのね。
どちらも自分の言葉であって、本当の意味では取り消せないものであって、タイミングであって。
そういうあらゆるものがうまく合うのが「相性がいい」ということなんだろうけどね。